☆僕がどこで何をしていて 何を感じているかなんて誰にも分かりはしないんだ。 僕が何を想っているのだろうかなんて 誰も気にはしていない。 僕なんてどうでもいいんだろ。 誰からも心配されることは無いし 僕も誰も心配しない。 僕を守る存在も 僕が守るべき存在も無いのだから。 なのに 何故だろう・・・? 見慣れたこの背中を追い続けてしまうのは。 この背中は僕にとって・・何だというんだ。 ・・・いや。違う。 この背中が僕にとって大切な存在なわけがない。 この背中のせいで僕は・・・。 それでもこの背中を追う理由は・・・ きっと。 未熟だから。 まだ僕は独りでは生きられないから。 今はおとなしくしておかないと 生きぬくことができないから。 ・・・だからこの背中を追う。 大切な存在だからではない。 ぜったいに。 |